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エレメント積層型ミキサー

エレメント積層型ミキサー(MSE)とは

原理

エレメント積層型ミキサー(MSE)は、多数の小貫通孔及び中央に大貫通孔を有する混合エレメントの積層体を、流体流入孔を有する板及びブラインド板により保持したものです。ミキサーに流入した流体は、積層体内部で連通する多数の小貫通孔を流通する際に分割・合流等により混合されるとともに、乱流や渦流等によっても混合されます。

原理

混合のしくみ

外開きの混合エレメントAおよび内開きの混合エレメントBを交互に重ね、ブラインド板およびリング板により挟持します。混合エレメントAと混合エレメントBでは、積層状態で互いの貫通孔間の仕切壁が重ならないように設計されています。そのため、MSEに供給された流体を半径方向に流通させることができます。

MSEに流体を供給すると、ブラインド板により直進を阻止された流体は、MSEの内周部から内部に流入し、積層体内部を流通して外周部から流出します。流体はMSE内部の複雑に連通する貫通孔を流通する際に、積層方向および半径方向に分割・合流を繰り返すことにより、効率的に混合されます。

積層方向

積層方向



半径方向

半径方向



適用

MSEミキサーはスタティックミキサー、撹拌翼、ポンプミキサーとして使用することができます。

スタティックミキサー
撹拌翼
ポンプミキサー


特長

  • 条件に対応した設計が可能
    混合エレメントの積層枚数、積層パターンの変更が可能。
    混合エレメントの板厚、外径、内径、小貫通孔が任意に変更可能。
  • 製作が容易
    混合エレメントを積層して上下の板で挟むだけでミキサーが完成。
  • 材質の選択が自由
    混合エレメントを含む各構成部品は簡単な形状なので、プラスチック、金属等種々の材料で製作可能。

 

 

MSEスタティックミキサー - MSEスタティックミキサーに新たにニップルタイプをラインナップ!


特長

  • 短距離での混合が可能
  • 取り扱いが容易

MSEスタティックミキサーに新たにニップルタイプが加わりました。混合エレメントの積層体がニップル内部に収納されているので、ミキサーを配管にねじ込むだけで使用することができます。サイズは8A(1/4B)〜20A(3/4B)があります。


水流中への気泡分散 - MSEスタティックミキサー ニップルタイプ


基本構造

基本構造


流体の流れ

外開きの混合エレメントAおよび内開きの混合エレメントBを交互に重ね、ブラインド板およびリング板により挟持します。混合エレメントAと混合エレメントBでは、積層状態で互いの貫通孔間の仕切壁が重ならないように配置されています。そのため、MSEに供給された流体を半径方向に流通させることができます。

MSE構成図・混合のしくみ


圧力損失 流体:水 / 温度:20°C

圧力損失 流体:水 / 温度:20°C

型式及び仕様

型式 配管サイズ 長さ(mm)
MSN-8A 8A(1/4B) 50
MSN-10A 10A(3/8B) 50
MSN-15A 15A(1/2B) 60
MSN-20A 20A(3/4B) 60


適用例

MSEスタティックミキサーの適用により撹拌槽及びポンプが不要になり、連続的に流体を混合することができます。

従来方式の混合例 - MSEスタティックミキサーを使用した混合例

用途

気体又は液体の混合
希釈、濃度調整、pH調整
液中への気泡分散
流量差・濃度差の大きい流体の混合 等


  • 粒子等によりミキサー部が目詰まりを起こす可能性がある場合は、MSEスタティックミキサーの上流にフィルター等を取り付けてご使用願います。
  • 目詰まりした際の分解・洗浄等の際にエレメントを取り外す場合は、該当設備の電源を停止し、管内の流体が残っていないことを確認した上で取り外して下さい。
  • MSEスタティックミキサーの下流には、フィルター等を取り付けてご使用されることを推奨いたします。ミキサー部はボルト及び緩み止めナットにより強固に固定していますが、何らかの事情によりボルト及びナットが外れた場合に流れ止めとなります。